第四章のまとめ
私自身、今までの人生で感情や試練について考えたことはありませんでした。
しかし、心の病になりそれを治そうと模索したお陰で考える機会に巡り合うことができました。
「自分で自分を苦しめている」ことを知り、過去の自分の人生を振り返りながら考えたことで気づくことができました。
本当に後悔の一言です。早くにこのことに気づいていれば、無駄に苦しむことも病気になることもなかったのにと思えたからです。
そして、不快な感情(心配、不安、怒り)など、悪い感情はほとんどの時間を不幸にしていることにも気づけました。
そして、その時間を減らすことでポジティブな考え方になり、その時間を長く持つことが幸せな時間を作るのだということも知ることができました。
思い悩む時間と言ったネガティブな考え方を減らすと、その時間をポジティブな考え方へと変えることができると言うことです。
私たちが人生を生きる上で、必ず苦しい思いをさせる感情や試練などを何とかしないと、ポジティブな人生を過ごすことはできないのです。
何十年もの間、疑うことなく苦しい思いをしてきたので簡単には変えることはできないかもしれません。 長年の間に、自然と私たちの考え方の基本となり性格にもなってきたからです。しかし、ただ考え方を切り替えるだけでいいのですから、そんなに難しくもないことです。
まずは、感情や試練により無駄に苦しんでいたことを知ることです。
そして、自分の人生を振り返り苦しんでいた事実を認めることです。あとは、日常生活の中で無駄に苦しむ場面に気づき、そのたびに考え方を切り替える練習をするだけです。
それだけで、ネガティブな考え方からポジティブな考え方へと変えていけるのです。それが、”幸せと夢を目指す前に”必要な事前準備にもなっていくのです。
感情や試練とうまく向き合えるようになれれば、心が軽くなり思い悩む時間も少なくなっていきます。
それだけでも、今まで以上に気持ちよく人生を過ごせるようになれます。
最初から難しい夢を目指すよりも、先に心を楽にすることから始めることで、幸せや夢を叶えやすくもなるでしょう。
次章以降では感情の代表的な内容と、絶対に避けることができない人間関係について説明していきます。