7.環境や周りのせいにしない
生まれた環境や幼い頃にいた周りの人の影響は人生にも大きな影響を与えます。
しかし、生まれた環境が悪かったにしても、そのせいにしていては何も自体が好転することはありません。
生まれた環境のせいにして人生を生きていくのか、それとも何とか今までの人生を変えて楽しい人生を目指すのか、それはあくまでも本人が決めるしかありません。
今の現状を生まれ育った環境や周りの人のせいにして、「私は悪くない」「私は犠牲者なのだ」と、考えたところで何も変わりはしません。
そのように考えていると事態はますます悪化するだけです。自分には責任がないんだという考え方は、「他人や周りのせいだ」と考えているのと同じ意味になります。
ですから、今の現状を打破しようという考えに向かうことはありません。
生まれ育った環境は選ぶことはできませんし、まして幼い頃はことの善し悪しもわかりません。
しかし、大人になればそんなことを言っている場合ではありません。ですから幼い頃は仕方ないとしても、大人になってからが本当の勝負だと考える必要があります。
人生を賢く生き抜くためには、学校で学習したことだけでは不十分です。大人になってから、何も学んでこなかった自分自身に責任があると考えることです。
ここで一度立ち止まり、これからの人生のことを真剣に考えてみましょう。
幼い頃は自分のせいではないにしろ、大人になればこれから待ち受けている多くの選択をする必要が生じてきます。
人生は選択の連続です。より良い選択をするには、人生で生きていくための多くの知識が必要になります。
知識が必要だと思えるようになるには、環境や周りのせいではなく、すべて自分に責任があるという考え方が必要になります。
周りのせいにしてばかりいると人間としての成長も止まってしまいます。自分の人生は自分で切り開くしかないのです。
生まれた環境が悪かったのに、素晴らしい成功を収められた方も大勢います。
その人たちは生まれた環境のせいにすることなく、それ自体を原動力としてもっと楽しい人生にしようと頑張ってこられています。
生まれ育った環境が悪いからとあきらめる人生も、それを原動力として努力していくのかも自分自身で決めるしかないのです。
大変な状況から這い上がるのは、人並みならぬ努力が必要と思いますが、喜びも普通の人以上に感じることができるのです。
苦労した分だけ報われるのも人生の醍醐味なのです。
今の現状に不満をいだいているのであれば、考え方を変えて今以上に満足できる人生を目指しましょう。
頑張るのが嫌なのであれば、現状で我慢する人生を過ごし愚痴をこぼさすに今までの人生の延長を生きてください。
何かを変えるということは、少なからず頑張る必要があるということです。