1.「不幸にならない考え方」から始めよう
私たちは、長い人生経験のなかで自然と自分で自分を不幸だと思って生きていることがあります。そんなに不幸ではないのに不幸だと思っているのです。
まずは、それに気づくことが大切です。そのことに気づくと「私の人生も思ったより悪くない」と思えるようになります。まずは、そのことから始めましょう。
自分で自分を不幸だと思っている原因は、他人を羨ましく思ったり他人と比べているからです。そんなに悪くない生活していても他人と比べて「あの人は羨ましいな」と、無意識に考えてしまうことがあります。
そのように考えてしまうと、そんなに悪い人生でもないのに、考え方はネガティブになってしまいます。
他人に対して「羨ましい」と思うのであれば、それが私たちにとって本当に必要なものであれば、それを手に入れる原動力にすれば考え方もポジティブな考え方になります。
しかし、多くの場合が「羨ましい」と思うだけで終ってしまいます。つまり、普通の状態であっても、「羨ましい」と思うことで、それだけで自分の人生をマイナスに考えていることと同じになるのです。
それが「不幸になる考え方」なのです。人生を生きていくうえで、ポジティブに考えることは大事なことです。しかし、生活は普通の状態なのに間違った考え方の影響でネガティブな考え方に自分でしているのです。
世の中には、私たちより裕福な生活をしている人が大勢います。ですから、人のことを「羨ましい」と思うのはきりがないことなのです。
何故「羨ましい」と思うのか?それは、生きる上で大切な知識不足により自分なりの考え方が定着していないことが原因でもあります。本気で手に入れたいと思わないのであれば、人と比べても意味がないことを肝に銘じておく必要があります。
「不幸になる考え方」は無限に存在しますので、自分なりの確固たる考え方を身につける必要があります。ただ、知識を身につけ考え方を変えるだけでいいのです。
それだけで、今まで以上に幸せになれポジティブに考えられる人生を送れるのです。
この本を読まれてるのであれば、将来について考える余裕があるのだと思います。今日食べるものに困っていればそれどころではありません。
そうであるならば、現在の状況を再度良くみてみましょう。今の状況がそんなに悪くない最低ラインであると考え、これから本書の内容を理解し実践することで、考え方だけでも上向きになっていくと自分自身を信じて生きて行きましょう。
「不幸になる考え方」から抜け出せばポジティブな考え方になっていきます。それだけで、気持ち的にも人生は明るくなると思われないでしょうか。