16.第一章のまとめ

　私たちは、長年の人生経験のなかで自分なりの考え方の基準を作り上げてきました。そして、それが今の考え方になり信念や性格になっています。

　ですから現在の状況があまり良くないと思えるのであれば、今までの人生を振り返ってみて今までの考え方が正しかったのかを考え直してみる必要があります。

　この世を去るその瞬間まで現れ続ける試練や人間関係の問題や感情（不安、心配）など、無駄に苦しんできたことはなかったでしょうか？

　不安になったり心配したり、理不尽なことを言われたら怒りの感情になるのは人間だから仕方のないことだと。

　これらのことについて深く考えもしないで、それが当たり前だと思って生きてきたのではないでしょうか？

　このような考え方になっているのが、今までの人生経験のなかで私たちの思考が自然とそのように考えるように作り上げたものなのです。

　心配していないと不安だから、心配していると安心だからと自然と心配していることはなかったでしょうか。

　心配してもどうしようもないことで心配することは、心に負担をかける上、ネガティブな考え方になっているのです。知識を増やすことで、考えてもどうしようもないは考えないようにすることができます。

　そうすることで、心への負担を減らせ、同時にネガティブな考え方も減らすことができます。ネガティブな考え方を減らすことで、ポジティブな考え方を持つことが出来るのです。

　私たちを苦しめる試練や人間関係の問題などとは、これから先も付き合っていかなければいけません。

　今まで知識不足や「間違った思い込み」で無駄に苦しんでいたのであれば、すぐにでも新しい考え方に切り替える必要があります。

　本書を”きっかけ”に「人生一度は真剣に考えておきたいこと」として、今回を機に、自分に合った今まで以上に気持ち的に楽になる考え方を身につけてください。

　幸せと夢を叶えるには、絶対にポジティブな考え方が必要不可欠です。無駄に苦しむことを減らして、ポジティブな考え方を手に入れてください。

　そうすることで、幸せや夢を叶える原動力を手に入れることができます。今まで以上に幸せや夢を叶えられるようにもなります。

　「間違った思い込み」や無駄に苦しまないための知識を手に入れ、気持ち的に人生が楽になってくると、もう元には戻れなくなります。これからも先の長い人生です。共に少しでも楽しい人生を目指していきましょう。