9.試練(問題)から学ぼう
9.試練(問題)から学ぼう
試練から逃げてばかりいると後悔が待っているだけです。試練とは新しい経験をする機会なのです。ですから、試練を乗り越えることで人間としても成長できるのです。
しかし、試練(初めての経験)に対しては、「大変だ」というイメージがこびりついています。逃げることができない試練であれば、「この試練で私はどんな成長ができるのだろうか」と考え方を変えて、試練から学ぶと言う考え方に変えて生きていきましょう。
日常的に起こり避けることができない試練を乗り切るには、試練が人生にどのような関りを持つのかを知る必要があります。
試練が、同時にいくつも重なると精神的にもまいってしまうこともあります。そして、「私の人生だけどうしてこんなに苦しいのだろう」と、不幸のどん底に落ちたように感じることもあります。
これからも私たちの人生には、数え切れないほどの試練が待ち構えています。
希望した会社に就職できたとして一時的にはホッとできたとしても、新しい仕事を覚えなければならない、会社の同僚とうまくやっていかなければならない、昇進していけば部下の扱いに気をつけなければならないなど、試練は私たちの人生の一部だということを理解しておく必要があります。
試練が私たちの人生につきまとうのであれば、試練から逃げ回ることなく正面からしっかりと受け止めて、試練を乗り切る人生を送るしかありません。
今まで「どうして自分だけ」「どうすればいいんだ」と、思いながら何とか試練を乗り切ってきたと思いますが、これからは、試練を経験としてとらえるようにしましょう。
試練とは、まったく新しい経験をする機会なのです。経験してきたことであれば試練ではありません。
試練(経験)は自分を成長させる機会なのです。私たちは今まで嫌々ながらでも、試練を乗り越えた経験をしたことで成長して今の自分があるのです。
試練とは、より良い人生にするための経験と考えるようにしましょう。試練から数多くのことを学び、試練を乗る超えることで成長できると考えるようにしましょう。
8.人生は試練(問題)の繰り返し
どんなに注意していても、試練からは逃れることはできません。しかし、試練があるからこそ私たちは成長することもできるのです。
試練とは、新しい経験をする機会でもあります。これからの人生、試練に対してどのような考え方で望んでいくのかを考えておく必要があります。
「人生は山あり谷あり」「幸せの次には不幸せが」と言われているように、私たちの人生には良いことばかりが続いたり悪いことばかりが続いたりすることはありません。
そして試練は、人生最後の瞬間を向かえるときまであらわれ続け避けることができないものでもあります。誰の人生にも試練は必ず訪れます。
試練は、人間関係、金銭、仕事、病気、老齢化、死、自然災害、事故など、どんなに注意していても避けることができないものです。
生きている限り乗り越えなければならない問題が次々と目の前にあらわれ続けます。
しかし、私たちは今まで多かれ少なかれ問題の大小にかかわらず、試練を乗り越えてきたことも事実です。
入学試験、就職試験、人間関係、不慮の事故、親しい人の死、人間関係でのトラブルなど、人により試練の内容はさまざまです。
そして、数々の試練を乗り切るために大きな苦痛もともなってきました。「何故私だけに、こんなことが起こるのだろう」「もうこれ以上辛い思いをしたくない」と悩んでもきました。
そしてときには、耐え切れず逃げ出すこともあったでしょう。しかしそれは、「何故、あのときに対処しなかったのだろう」と、後々まで後悔といった形でいつまでも私たちの心に残ることになります。
日常的に起こる試練をどのように理解してどのような考え方で対処していくかが、素晴らしい人生を生きていくうえで非常に重要なことにもなります。
私たちは、試練が訪れるたびに「ああ、またか?」と思って生きてきましたが、これからは、試練から学ぶという姿勢で望んでいきましょう。
7.無意識に貴重な時間を無駄にしている
不快な感情でいることは、大切な時間を無駄にしていることであり心にも大きな負担をかけていることを知っておきましょう。
日常生活の中で気持ちよく生きていけることが、幸せや夢を叶えるための最小限必要なポジティブな考え方に繋がることを理解しておきましょう。
ポジティブな考え方を手に入れ、無駄な時間を将来のために有効活用できるようになりましょう。
人に理不尽なことを言われたことが数日経っても何度も思い出され怒りが込み上げてきたり、過去の嫌な出来事が何度も何度も思い出されたりすることがあります。
また、将来の健康や金銭的な不安についても意識して考えようとしていないのに、いつの間にかそのことで頭の中が占領されたりすることがあります。
その影響で無意識のうちに不安な気持ちになったり、嫌な気分になっていることはなかったでしょうか。
変えられない過去の嫌な出来事を考え続けるのは、時間を無駄にしていると理解してください。
更に考えている内容はネガティブな考え方ですので、精神的にもよくないことです。直近の過去の出来事で、そのことについて反省して対策を講じられるのであれば考えてもいいですが、いくら考えてもどうしようもない問題であれば思い悩むことはせずに忘れるようにしましょう。
人間の真理面では心配していないと安心できないと思うこともありますが、その安心感を得るために心へ多大なストレスいった負担をかけていることを知っておきましょう。
”心の智慧”を知り考え方を切り替えることで、その無駄な時間を素晴らしい人生を生きるために使えるようになります。
幸せや夢を叶えるために、その時間を有効的に使うというのが本書の重要な考え方です。
素晴らしい人生を生きるために新たに時間を作るのではなく、今まで使っていた無駄な時間を利用していくといった考え方です。
楽しい人生を過ごすためには、無駄な不快な感情を少しでも減らしていくことが重要なのです。またそうすることだけでも幸せに近づくこともできるのです。
今の状況をそのままの状態にしたままで、幸せや夢を目指しても難しいと考えるようにしましょう。
不快な感情や無駄な時間を減らさないと、幸せや夢には繋がっていかないと考えるようにしましょう。
幸せや夢が叶わなくても、心の状態さえ気持ち良ければそれだけでも最小限ながらの幸せだと考えるようにしましょう。
それが、今後の大きな幸せを掴むために必要な基本であると考えましょう。