4.感情は自分で選べる
自分の感情と向き合い一度真剣に考えてみましょう。それだけの価値は十分にあります。自然と湧き出ると思っている感情は自分で選べることを知ると、無駄に苦しむ人生から解放されます。
今まで不快な感情に苦しめられていたと思うのであれば、感情について再度考え直して見ましょう。過去の経験を思い出し、本当に感情はどうしようもないものだったかを考え直して見ましょう。
感情は自然と湧き出てくるものではなく、考え方の選択によって湧き出てくるものなのです。感情があらわれるのは早いので、今までの感情が沸き起こる感覚からすればわかりにくいかもしれません。
思考の段階で、「こんなことで怒りを感じたって、何の得にならない」と考えることができたらどうでしょうか。
次の道を右に曲がるか左に曲がるかと選択することができます。それと同様にあなたの思考も怒りを選択するか、怒らない選択をするかのどちらかを選ぶことができるのです。
しかしそれが本当だとしても長年の習慣が作りあげたものですから、すぐに対応するのは難しいでしょう。
特に怒りという感情は、理不尽なことを言われれると瞬間的に怒りの感情が湧いてくるイメージがあります。
例えば、「鳩のことを思い浮かべないでください」と言われても鳩のことを思い浮かべてしまいます。それと同様に思考に浮かび上がってくるまで早いので、慣れるまでは最初に怒りという感情が湧いていることに気づくことです。
「あ、今自分は怒っている」と気づくことから始めましょう。
それに気づいたら冷静に本当に怒りを感じる必要があるのかを考えてみましょう。気づくのが第一です。気づかなければ変えようがありません。
それと先に怒りの場面に出会ったときには、「私は、冷静になる。」と、先に決めておくことも有効です。
怒りについては「感情について」でさらに掘り下げて説明していきます。感情に流され続ける人生に終止符を打ちましょう。
感情はこの世を去るその瞬間まで付き合わなければなりませんので、いかに早く良い感情を選べるようになれるかで、今後の人生に大きな影響を与えることになります。