5.人とは比べないようにしよう
人と比べて「私もあの人のようになりたい」と思い、それを原動力にするのは良いことですが、ただ「羨ましい」と思うだけであれば、マイナスな人生になるだけです。心が貧しくなるだけです。
人と比べて落ち込むより、本当に欲しいのであればそれを夢にしましょう。本当に欲しい物であれば、それを原動力にしてどうすれば手にすることができるかと考えるようにしましょう。
私たちは、どうしても他人と比べてしまいます。その理由は、自分が持っていないものや自分に欠けている部分を他人と比べてしまうからです。
そして、「羨ましいな」と思ってしまいます。たとえば、あの人は「マイホーム」を持っているのに、自分は持っていないから「羨ましいな」という気持ちになります。
「羨ましい」という気持ちを、自分でも手に入れようという励みにすることができればポジティブな感情になりますが、「羨ましい」と思うだけの気持ちだけであれば、それはネガティブな気持ちにもなります。
「羨ましい」と思う気持ちだけを持ち続けるのであれば、私たちの人生にとって考え方をマイナスにしているだけになります。
同じ年代の人と比べて私たちが、「マイホーム」を持っていないのであれば、誰のせいでもなく私たちの今までの考え方や行動の結果ということです。
私たちが数年前から「マイホーム」を絶対に手に入れると目標を立ててそれを実行していれば、今頃「マイホーム」を手に入れていたかもしれません。
しかしそれは、私たち自身で考え判断した結果なのです。つまり、節約や貯蓄までして手に入れたいと本気で考えていなかったのです。
「マイホーム」を持っている人々も、数年前から「お小遣いを減らす」「食費を減らす」など、何らかの努力をして節約した結果手に入れたのかもしれません。
相手の隠された苦労を知ることはできません。ですから安易に、表面的な部分だけを見て「羨ましい」と思わないようにしましょう。
本気で手に入れたい意志があるのであれば、それを夢として考えるようにして戦略的な目標を立てることです。